「VAIO W」 で MacOSの夢を見るメモ

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VAIO W」はSONYが出したネットブックという触れ込みで話題になったと思います。同じくらいのスペックですが、高解像度液晶を搭載した「VAIO TYPE P」や薄型の「VAIO X」とは違い、そのままネットブックの構成やスペックで出された低価格PCでした。 ただ単なるネットブックとは違いSONYらしく、デザインや素材にこだわった筐体作りや、液晶の解像度もネットブックとしては若干高めの1366x768を採用し、他のネットブックとは差別化されていました。
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ちなみに、持っているWindowsノートPCには、タブレット以外のほぼ全ての端末にMacOSをデュアルOSとしてインストールして運用する夢を見ております。最近では膨大な数になって、どうやって作業したのか分からなくなってきたので、メモ代わりにここに残そうと思いました。 掲示板での情報や、国内外のブログから寄せ集めた情報をテキストとして保存していたのですが、何通りも保存していたために分かり難いので、時間のあるときに少しづつ形成していきます。 (写真等も後で追加していきます。手に入らないファイルがあれば承諾を得られればアップロードします) *「VAIO W」の場合はMacOS 10.6を入れても動かない機能が多いですので、10.5の方をおススメします。 ネット上で探してみたのですが、すでにドライバも手に入らなくなっているので、iATKOS v7 を使ったほうが確実です。

必要なもの

ハードウェア・DVD等 ・VAIO W ・intel MacUSBメモリ(16GB以上)、もしくは外付けHDD ・Mac OS X Snow Leopard ソフトウェア ・EasyBCD ・・・Windowsブートローダをいじるため ・Chameleon-2.0-RC5-r1083.pkg ・・・MacOSブートローダKext Wizard ・・・Kext のインストール用 ・gma950 27ae 10.6.3.zip ・・・グラフィックドライバ。あらかじめ解凍しておく ・AppleACPIBatteryManager.kext ・VoodooHDA.kext *すでにネット上では手に入りにくくなってきております・・・

準備

バックアップ等はせず、クリーンインストールをする場合の手順になります。 (パックアップを希望の場合はEASEUS Todo Backupなどを使ってください) intel Macに入っているディスクユーティリティのパーティションから、USBメモリをフォーマット。その際、1パーティションMacOS拡張(ジャーナリング)、オプションでGUIDパーティションテーブルを選択。 ディスクユーティリティの復元にてDVDからUSBメモリにインストールディスクをコピーする。 ソースには「Mac OS X Install DVD」、復元先にはUSBメモリを指定して復元ボタンを押す。 Chameleon-2.0-RC5pre7-r69.pkgを起動してインストール先にUSBメモリを指定してインストール。 これでUSBメモリが起動兼インストールディスクになるはず。

手順

USBメモリから起動すると、MacOSのインストール画面になるので、SSDもしくはHDDをフォーマットしてインストールする。この手順はMacOSクリーンインストールと一緒なので、特に迷わないと思う。 Windowsとのデュアルブートにする場合は、フォーマットの際にパーティションを2つに分けて、先頭にMacOS、後ろにWindowsが来るようにする(Windowsは2〜4番目のパーティション以内にないと起動できないので注意)。念のためWindows領域のフォーマットはFAT32で行う。 容量節約のため、カスタマイズにてプリンタサポートのチェックを解除し、言語環境は日本語のみにする。 初回起動もUSBから起動して、SSDもしくはHDDを指定して行う。セットアップが完了してデスクトップが表示されたら、Chameleon-2.0-RC5pre7-r69.pkgを起動して、今度はSSDもしくはHDDを指定してインストールする。 Chameleonを入れる際に下記のものも一緒に指定しておく。 - AppleACPIPS2Nub.kext - ApplePS2Controller.kext - ApplePS2Keyboard.kext - ApplePS2Mouse.kext - Disabler.kext - FakeSMC.kext - IOATAFamily.kext - NullCPUPowerManagement.kext - OpenHaltRestart.kext - PlatformUUID.kext 次にKext Wizardを使って、gma950 27ae 10.6.3.zipの中に入っていたものやAppleACPIBatteryManager.kextやVoodooHDA.kextなどのKextを/System/Library/Extensionsにインストールする。 *初回起動ではUSBを認識しない場合もあるので、その時はUSBからインストールディスクを起動して、ターミナルを使って必要なファイルをUSBからSSD等にコピーする。 これで、次回からはSSDもしくはHDDから起動できる。 ぶっちゃけ、面倒な手順をふまなくても iATKOS v7 をUSBメモリに入れて、インストールするだけでいけるかもしれない。自分のは最後はこの方法でインストールして使っている気がする。

デュアルブート

先ほどMacOSのインストール時にパーティションを2つ作っている場合は、Windows7等のインストールディスクから起動して、こちらのパーティションにインストールする。Windows7のライセンスがある状態だと、Windows10無償アップデート期間内なら、そのままWindows10も無料でインストールできます。 インストール後はWindowsしか起動しなくなるが、焦らないで EasyBCD をインストール&起動。 エントリの追加からMacを選択。次回の起動時からブートローダーの選択画面にWindowsMacintoshが表示されます。MacOSを選んだ場合は、さらにChameleonが表示されるので、そこからSSDもしくはHDDを選んで起動します。

写真レポート

起動後にはOS選択画面が表示されます。
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SSDに換装しているので、起動が早いです。
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ビジネスアプリはWindowsの時よりもサクサク動きます。
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QE/CI(アクセラレータ)が効いているのでグラフィック系の処理にも強いです。
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Windows 10とのデュアルブートです。Anniversary Updateも普通に適用できます。
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