「LEMFO LEM3 / Zeblaze Blitz」Android 5.1搭載、ラウンド型スマートウォッチ開封レビュー

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今回ご紹介する「LEMFO LEM3」と「Zeblaze Blitz」は同じモデルなので、以下は私の購入した「Zeblaze Blitz」の方を表記させていただきます。 さらに言うと「ZGPAX S99」とも同じODMだと思われるモデルなので、デザインとアイコン以外は中身が一緒のスマートウォッチでした。 「Zeblaze Blitz」のスペックは「ZGPAX S99」と同じ360x360ピクセルの液晶にAndroid 5.1を搭載し、ラウンド型では珍しいカメラを搭載しております。
ディスプレイ・解像度1.33インチ液晶 / 360x360ピクセル
CPUクアッドコア MTK6580M 1.3GHz
RAM/ROM512MB/4GB
OSバージョンAndroid 5.1
無線LAN802.11 b/g/n
BluetoothVersion 4.0
3G通信WCDMA(850/2100MHz)
本体サイズ・重量Round 50mm / 63g
SIMカードnanoSIM
バッテリー480mAh

購入にいたるまで

「Zeblaze Blitz」の情報を見たのは、注文した「ZGPAX S99」が一向に発送されなくてやきもきしていた時でした。在庫は潤沢でこちらの方が早く届きそうだし、スペック等を見た感じ「ZGPAX S99」とほぼ一緒。しかも、若干安いです。 でも「ZGPAX S99」注文しちゃったしなぁ・・・と購入を迷っていたある日の事、夜更けまで作業をして朦朧とした頭の時です。あれです、あの夜中に恥ずかしいポエムを書く現象と一緒で、判断力が低下していた私は、ついポチってしまいました。 ところが、届いた現物はデザインも良いし、使い勝手もかなり良いです。逆に一向に届かない「ZGPAX S99」を購入した事を後悔する始末・・・ 結局、気に入った「Zeblaze Blitz」はコレクション用に飾る事にして「ZGPAX S99」をガシガシ使う事にしました。 でも「Zeblaze Blitz」のデザインはアウトドアのシーンに似合いそうなので、サイクリングをするときやキャンプをするときに持って行こうと思います。
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開封レポート

ケースはアルミだと思われるので、結構ベコベコ潰れてましたが、中華スマートウォッチの箱にしてはかなり立派なもの。 中のクッションも丁寧なもので、箱のデキで言えば、今までに購入した中華スマートウォッチではナンバーワンです(笑)
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フラグシップカラーのオレンジを購入。アクティブな感じの色です。もう一色のガンメタルも渋くて良さげな色でした。 手に取ってみると、デザインも良いです。カジュアル系の路線で高級感とかはないですけど、アウトドアスポーツをする時に付けると良い感じになりそう。 液晶保護シートは「ZGPAX S99」のサイズが合ってないシートと違って、とても綺麗に貼られていました。
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「ZGPAX S99」同様、ラウンド型には珍しくカメラが搭載されています。カメラの上のボタンは電源兼ホームボタン、下にあるのはマイク穴かな? 「ZGPAX S99」との大きな違いがマイク穴の位置にあった「戻る」ボタンのない事です。戻る操作は、画面を大きく左端から右へスワイプで行えるので問題ないですが、物理ボタンがあったほうが安心なので、ちょっと残念。
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裏面には心拍センサーと充電用の接点。 こちらに専用のアタッチメントを接続して充電や通信を行います。
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左側も「ZGPAX S99」と同じくスピーカーかな?かなり大音量で鳴ります。
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こちらが「Zeblaze Blitz」の充電用アタッチメント。 「ZGPAX S99」のマグネット式で手軽だけど、すぐに外れるものとは違ってツメでガッシリと固定しますので安心・安全。
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このモデルはデザインもカラーも良いです。昔あったG-SHOCKケータイみたいですね。 個人的にはかなりオススメできます。
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ラウンド型ディスプレイ用ホームはこんな感じ

シェルは「FINOW X5」などのものから、さらに進化して使いやすくなっています。 その代わり、ちょっと操作方法が変わりました。 「ZGPAX S99」とアイコン以外は全く同じかな?と思ったらアイコンのテーマが変更できたり、メニューの項目が細かく違います。 WatchFaceは長押しする事によって数種類から選べます。とりあえずは標準のものにしております。WatchFaceの変更は既存の方法で出来なかったので、現在調査中です。
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右にスワイプすると通知画面になります。
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ちなみに通知が来るとこんな感じ。
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下にスワイプするとクイック設定。こちらはさらに3ページほど項目があります。
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上にスワイプすると天気情報。 きちんとGPSから現在地の天気を表示してくれるので地味に便利。
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左にスワイプすると全ての基本となるドロアー兼のホーム画面が出てきます。 アイコンが「ZGPAX S99」のものよりカッコイイ気がします。ちなみに2パターンのアイコンデザインが選べます。
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ホームからさらに左にスワイプするとウィジェットというか、ミュージック。 「FINOW X5」の頃はさらに左、左とスワイプして他のウィジェットも出たのですが、今回はミュージックのみでした。良く使う操作とそうでないものが整理されて、余計な手順が減りました。この方が使いやすいですね。
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設定画面はいつもの。こちらは「ZGPAX S99」と見た目は同じですが、項目が若干違います。
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今回から「App List Style」という項目が追加されました。 デフォルトのメニューは先ほどの4個ずつアイコンが並んだマトリックス。 こちらは以前の「FINOW X5」などと同じ縦スクロールのリスト。 アプリが増えると、スクロールさせる事が面倒になるので、マトリックスの方がオススメです。
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ラウンドを選択すると、ラウンド型スマートウォッチに合ったアイコンが円形に並んだタイプになります。 真ん中に時計が表示されているのが地味に助かります。 ここもアイコンが5個しか表示されなかった「ZGPAX S99」と違いますね。「Zeblaze Blitz」では8個並びます。 「ZGPAX S99」の時にマトリックスが4個なのに、ラウンドで5個ってあまり意味ないじゃん・・・と思ってたので、良い改善点だと思います。
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日本語には最初から対応

Android 5.1以降を搭載した中華スマートフォンと同じで、最初から日本語に対応しています。 「MoreLocale 2」の出番が減ってしまうのは寂しいところ。
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日本語入力には定番の「ATOK」がオススメ。 通常だと下段のボタンが見えなくなるので、フローティングにすれば全部表示されます。 これで、ラウンド型でも入力系は問題なく使えます。
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さらにフリック入力にすれば、かなり快適に文字入力が行えるでしょう。 大きさと位置が決まったら、変換候補を表示する余白を確保するために上のバーは消したほうが良いです。
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ラウンド型でのアプリ

ラウンド型スマートウォッチはカッコイイですけど、アプリがきちんと表示されないので、実用という観点からはイマイチ使えない気もします・・・ 「Zeblaze Blitz」には最初からGooglePlayも入っているので、アプリのインストールは問題ないですが、メニューが押せない・・・マイアプリなどを出すのが困難です。なので、擬似メニューを実現するアプリなどを入れて対処しましょう。 あと、電源長押しで出る「Full」と「Small」というボタンを押すと、全画面と真ん中に四角く表示される縮小表示を切り替えられます。タスクの切り替えや終了などもこちらから可能です。
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とりあえず、色々ダウンロードしてみます。
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エクセルの表も閲覧だけなら、窮屈ですが可能です。編集も根気強く行えばできなくもない?です。
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話題のポケモンもインストールできますが、初期設定はかなり困難。先に他のスマートフォンで行っておきましょう。設定が済んだらGoogleアカウントで同期すればOK。
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こちらはGoogleMapsで地図を表示させたところ。まぁ、これもある程度は使えます。 個人的に一番使うオフライン地図は手元に余っているSDカードがなかったので、とりあえず保留。 こちらの端末はmicroSDカードが使えないので、地図の拡張ができませんでした・・・容量の小さいOpenStreetMap系のアプリを入れてみたのですが、いまいちですね・・・
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まとめ

「Zeblaze Blitz」の基本的な部分は中身が一緒の「ZGPAX S99」とほぼ同じ。 360x360ピクセルの液晶は非常に高精細で、400x400ピクセルだけどペンタイル配列の「FINOW X5」などの有機ELよりも文字が見やすいです。 2015年に出た「ZGPAX S8」などと比べて、反応もかなり良くなっており、アプリの起動も早いです。 ただ、スペック的な事を言うとメモリが512MBとちょっと少ないのが残念。このメモリの少なさから、タスクを切り替えると終了してしまうアプリが多いのが気になりました。 「Zeblaze Blitz」と「ZGPAX S99」との最大の差別化はデザインでしょうね。 個人的には「Zeblaze Blitz」の方が好みでしたが、無骨な「ZGPAX S99」も悪くないので、この2台で迷ったら好きなデザインの方を選べば良いと思います。
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