「VOYO Q101」超低価格なのに、高性能&10インチ1920x1200ピクセルの液晶と4G LTE通信も可能な薄型タブレット 提供レビュー

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今回レビューする「VOYO Q101」はGearBest様からの提供レビューとなります。 私は自分ではピュアAndroidタブレットを買うことは滅多にないので、新鮮な気持ちでレビューさせていただきます(現在AndroidタブレットはF-02FとFire以外はデュアルブートWindowsのオマケになっているモノしか持ってないです…) とりあえず、開封前にカタログでスペックを確認してみましょう。 まず、驚くのがセールで1万円くらいで売っているタブレットなのにかなりハイスペックです。 液晶は10インチで1920x1200ピクセルフルHD超え(WUXGA)の解像度で、オクタコアのCPUとメモリが2GBにストレージが32GBと、タブレットのメイン用途の動画再生や読書には十分すぎる性能を有しています。さらに驚くことに、4G LTE用のSIMカードスロットを持ち、格安タブレットとしては珍しいWiFiの5Ghz帯にも対応しております。 カラーはゴールド・シルバー・グレーの3種類で、450gの軽量ボディに厚さ9mmという薄型の筐体。 しかも、筐体はアルミニウム合金という豪華さ。SIMカードスロットの部分のみ本体色に合わせたプラスチックです。 個人的には金属筐体に驚きましたね…。かなりの低価格なので、国産タブレットみたいにアルミっぽいプラスチックだと思っていたのに…(F-02Fとかね) デザインと質感優先の管理人は、この点だけで評価が上がりました(笑)
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それでは次項では、実際に開封して使ってみます。 ▼製品の詳細情報はこちら(GearBestの商品ページが開きます) Gearbest VOYO Q101
VOYO Q101

開封レポート

このVOYOというメーカー、中華タブレット黎明期からよく聞く名前ではありますが、個人的に使ったことはありませんでした。 老舗メーカーらしくなかなか洗練されたパッケージです。
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同梱品は電源アダプタ・microUSBケーブルに簡易マニュアルと必要最低限。 梱包も丁寧で、本体に問題はありません。
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第一印象は「おっ、軽い」という感じでした。 実際450gと469gのiPadより若干軽量なのですが、それ以上に軽く感じます。 見た目も悪くなく、標準的なAndroidタブレットといった感じです。
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こちらはフロント周り。 後述するリアのアルミ部分の高級感に比べて、液晶周辺のプラスチック部分がちょっと安っぽいと思いました。ガラス面と液晶の間に隙間があって、液晶は少し奥まっていますね。 液晶保護シートは貼り付け済みです。 フチまでピッタリで気泡も無いので、最初は貼ってないのかな?と思いました。 さすが老舗!?丁寧ですね。でも、標準の保護シートは指紋がつきやすいので、気になる人は別の物を貼るか、剥がして使った方が良いと思います。
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リアはアルミだと思われる金属パーツです。 エッジはダイヤモンドカットされて高級感があります。格安タブとは思えない豪華さ。 上部は同色のプラスチックなのですが、それ以外はフルでアルミに覆われています。 フロントパネルのプラスチックがもう少し高品質な物だったら、さらに高い満足度になっていたでしょう。
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下部には通話用のマイク穴しかありません。 最近 2 in 1 しか購入していないので、それと比べてピュアタブレットは、非常にすっきりしていますね。
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上部には充電・通信用のmicroUSBポートのみ。 あとプラスチックパーツを外すためのツメ穴も見えますね。
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液晶面から向かって右側にボタン類は集まっています。 電源ボタンとボリュームキー、イヤホンジャックがありますね。
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液晶面から向かって左側には何もありません。
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フロントカメラ部分のアップです。 画素数は200万画素で、液晶は10.1インチの視野角が広く奇麗なIPS液晶です。
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電源ボタン周りのアップです。 アルミ部分のダイヤモンドカットされたエッジが見えると思います。 ボタンはプラスチックです。押した感触がカチャカチャしててちょっと作りが雑です。 それにしても9mmのボディはなかなか薄いですね…
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リアカメラは500万画素でタブレットとしては珍しくフラッシュ用のLEDが付いています。 海外ではタブレットをカメラ代わりにしている人をよく見かけますが、そういう人のため? そういえばウチの父親もスマートフォンを持っているのに、SONYタブレットで撮影していました。
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取り外し用のツメのアップ。
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こちらがプラスチックパーツを外したところ。 標準サイズのSIMカードが2枚入るスロットとmicroSDスロットがあります(microSDは64GBまで対応) デュアルSIMですが、日本で言うところのDSDSには対応していないと思われます。 海外だと4G・3Gと2Gで同時待ち受けできると思うのですが、国内で使う場合は(技適の関係であくまでもローミングで…笑)切り替えて使います。
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起動してみます

早速起動してみましょう。 まず、格安タブレットなのに液晶が奇麗で驚きます。 国内で1万円前後の価格だと7~8インチクラスでMediaPad T1やAmazon Fireの1024x600ピクセルや、実売が最安(13000円くらい)のGeaneeの10インチタブレットで1280x800ピクセル等が一般的ですが、「VOYO Q101」は1920x1200ピクセルフルHD超え(WUXGA)の解像度です。
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こちらは起動直後のホーム画面。 視野角が広いIPS液晶(国内で売っている安タブレットの代表のGeaneeなどはTN液晶が多いです)なので見やすいです。明るさや発色も申し分ないですね。 同一クラスで国内最安となると、つい先日発表された「HUAWEI MediaPad M3 Lite 10」くらいです。 こちらはLTEモデルで35800円なので、3倍くらいの価格差があります(メモリはHUAWEIの方がちょっと多いです)が…。
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デフォルトで日本語にも対応しているので、問題なく使えると思います。
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こちらが初回起動時のロック画面。
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そしてホーム画面。 潔いほど素のAndroidのままですね。 国産端末のプリインストールアプリ山盛り状態にはうんざりなので、気持ち良いです。 ただ、アイコンはiPhone風に奇麗にカスタマイズされています。
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設定画面も素のまま。 私はアカウントを入れる前に、不要なアプリとか怪しいアプリを全部無効にする派なので、とりあえず色々作業…。ちなみに今回は提供品なのでrootは取りませんでした。
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ちなみに、工場出荷状態に戻しても初回起動では言語選択画面が出ませんでした。 簡単な英語ですが、自分で設定から言語設定を開いて、日本語化する必要があります。
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こちらは無線LANとモバイルネットワークの二波を使って通信を高速化する機能。 せっかくのLTEモデルなので、活用したいところ(あくまでもローミングで…)
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こちらはSIMカードの切り替えや設定を行う画面。 一応対応バンドは下記の通りになっています。 2G:GSM 850/900/1800/1900MHz 3G:WCDMA 850/900/1900/2100MHz 4G:LTE FDD 2100/1800/2600MHz TD-LTE 38/39/40/41 Softbankで使うには問題ないですが、docomoのプラスエリアの800Mhzには非対応。
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ストレージは32GBです。1万円台だと16GB以下が多いので、格安タブレットとしては多めですね。 システムで4GBほど使用しています。
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こちらはメモリの状態。 2GB搭載なので1GBちょいの余裕があります。 このくらいあれば、普通の作業で困ることもないでしょう。
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初期のアプリドロワーの状態。 テレビよりラジオの方をよく聴くので(と言うか、テレビはほぼ見てません…)、FMラジオ搭載が微妙に嬉しいです。
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こちらはバッテリーの状態。 電池切れまで8時間と表示されてますね。この表示のままだとかなり短いような… 満充電からどのくらい使えるか、テストして再レポートします。 ちなみにバッテリー容量は5000mAだそうです。
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一通り設定が終わったので、アプリ等を起動してみる

標準のホームだとアイコンがもやっとしていた(スケーリングの問題?)のですが、お気に入りのADWランチャーに変えたらクッキリ。ホームもなかなかサクサク動きますね。未使用品を「VOYO Q101」の数倍の価格で購入したF-02Fよりずっと快適(笑)
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実際にベンチの結果もF-02Fよりは1万点くらい上でした。 この価格帯としては、なかなか優秀な結果ですね。
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オフライン地図のMapfan2015もGPSとモバイルデータ通信搭載なので、外で使えます。 Mapfan2015は2017年3月でダウンロードできなくなりましたが、adb backupで他の端末から持ってこれますよ。でも、通信できるのでナビとして使うならGoogleMapsの方が良いか。
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高解像度なので、表計算などのビジネスソフトでも快適です。
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さらに高解像度なのを生かして、「VOYO Q101」をセカンドディスプレイにしてみたり…
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Linuxを動かしてみたりしましたが、非常に快適快適。 LeMax2で行けたWindowsXPを入れてみたら、さすがに重かった…。インストールの途中で挫けました。それでも「VOYO Q101」は基本スペックが高いので色々使えます。
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ゲームを動かしてみる

「VOYO Q101」はゲーミングタブレットと銘打たれているので、とりあえずゲームを色々入れて起動してみる事にします。 GameLoftのそんなに重くないゲーム。 これはサクサクですね。
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スパイダーマンも問題なし。 フレームレートも高いしサクサク遊べます。
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このくらいのスペックだと、普通のゲームの場合、全く問題ないですね。
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ゲーミングタブレットというほどではないと思いますが、ゲームが無難に動くタブレットです。
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まとめ

GearBestでは通常だと$150くらい、セールだと$100前後で売られている超低価格のタブレットなのですが、基本性能が高く、金属筐体で作りもなかなか良い製品だと思いました。 1920x1080ピクセルの高解像度液晶の品質も高く、国内で15000円前後で売られている1280x800ピクセルくらいのAndroidタブレットを買うなら、圧倒的にこちらがオススメです。 本体も軽量・薄型なので、就寝時の読書や映画鑑賞にも最適です。 バッテリーの状態レポート(明るさ半分) [5/31 朝 04:50] 100%の状態でスタートです。 [5/31 朝 10:00] メールチェックとWEBブラウズして98%残っています。5時間前と変わりません。 [5/31 昼 12:00] お昼休みにチェックしましたが、この期間は使ってないので98%と変わらず。 [5/31 昼 14:00] この記事の手直しを外でこの端末で行ったので90%まで減りました。 [6/01 昼 12:00] 夜にWEBニュースを見て1日放置。80%になっていました。 [6/01 昼 16:20] 20分ほどWEBニュースを閲覧。75%まで減りました。 使わなければ、自然放電は少ないですが、通信を行う作業をしていると一気に減りますね。 オフラインにして本や動画を見る場合はそれほど気になりませんが、NASにあるファイルを再生するとバッテリーの消費は激しいです。F-02Fより減ります(F-02Fのバッテリーは9600mAhなので、倍くらいあります) ここいら辺が低コストの弊害かもしれませんね。 ▼製品の詳細情報はこちら(GearBestの商品ページが開きます) Gearbest VOYO Q101
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