「Tenfifteen QW09」Android搭載スマートウォッチとして蘇った「DZ09」は激安だけど使いやすい! 開封レビュー

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「Tenfifteen QW09」は「ZGPAX S8」と同等の仕様・スペックの240x240ピクセルの液晶に512MBメモリと4GBのストレージを搭載したAndroid搭載スマートウォッチで、プレセールではかなりの激安価格で販売されていた端末です。
ディスプレイ・解像度1.54インチ液晶 / 240x240ピクセル
CPUデュアルコア MTK6752 1.2GHz
RAM/ROM512MB/4GB
OSバージョンAndroid 4.4
無線LAN802.11 b/g/n
BluetoothVersion 4.0
3G通信WCDMA(850/2100MHz)
本体サイズ・重量58.4 x 38.4 x 12.0mm / 150g
SIMカードMicroSIM
バッテリー300mAh

購入にいたるまで

「Tenfifteen QW09」は、あれ?どこかで見た?と思わせる非常に既視感のある端末です。 以前、Bluetoothで母艦となるスマートフォンと通信し、AndroidWearのように使えるスマートウォッチ「DZ09」を紹介いたしました。「Tenfifteen QW09」は大胆にもこの「DZ09」の筐体をそのまま利用してAndroid搭載スマートウォッチにスペックアップさせたもので、外観はほぼ一緒でした。 (もっと言ってしまえば外観はサムスン「Gear2」のパクリですから、既視感ありまくりなのも納得です) 内容的にはAndroid化にあたってCPUや基盤が変更されたため、microSDカードのためのスペースが削られており、ストレージの拡張ができなくなっております。 それなのに、バッテリーは以前と同じ容量の300mAhのものを使っており、電池持ちが非常に心配になります。 試しにプレセールで購入してみたのですが、届いてみると見事に「DZ09」でした。外観からは区別がつかないと思います(筐体は同じものを使っていますし・・・)。しかし、肝心の中身の方はシェル・動作共に使いやすいもので、なかなか気に入りました。 こちらはAndroid 4.4に3G+WiFiと書いてあるので、スペックから多分「Tenfifteen QW09」と同じやつだと思うのですが、写真が違いますね・・・それ、サムスン・・・
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開封レポート

無駄に豪華になった箱です。高級感を出すためか、金色(悪い意味で中華的)とか使ってます。
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箱の内部はキンキラキンです。箱自体の作りは悪くなくて、潰れたりしていませんでした。
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見たまんま「DZ09」です。 「DZ09」自体、金属の質感も良く、デザインもパクリとはいえ悪くないので、気に入っています。 バンドはゴムでかなり安っぽいですが・・・
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充電はカバーを外して直接microUSBで行います。 カバーはペラペラで、きちんと嵌ってないので隙間もあります。 防水処理など一切されてないので、水が入れば一発でアウト(笑)気をつけましょう。
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画面の下部にホームボタンがあります。他にボタン類は一切ありません。 ちなみに、戻る操作は左から右に画面を大きくスワイプです。
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WatchFaceは長押しで変更できます。 こちらは「FINOW Q1」と一緒のものですね。 ソフトウェアを開発している所が一緒だと思われます。
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WatchFaceを右にスワイプすると通知一覧。
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WatchFaceを左に一度スワイプすると歩数計
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もう一度左にスワイプすると通話関係。
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さらに左にスワイプすると天気情報が出ます。
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下にスワイプするとクイック設定。 こちらではWiFiBluetoothの状態を確認できます。
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上にスワイプすると明るさや音量などの設定。
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こちらが基本となるホームになります。アプリが縦方向に並びます。
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標準のままだと戻るボタンやホームボタンが使いにくいので「Button Savior Non Root」をインストールしています。
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二種類のテーマ・二種類のアプリの並び方法を変更できます。 上部のチェックで一画面に4つのアイコンが並ぶ「Grid」と、一列にアイコンが並ぶ「List」を選択できます。
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こちらは標準とは違うテーマと「List」にした場合のホーム。
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ホームの項目が多いので、フォルダ分けされています。 こちらは時計関係のフォルダ。
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電話などコミニュケーション関係のフォルダ。
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オーディオ関係のフォルダ。
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健康関係のフォルダ。
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カレンダーやブラウザはツールフォルダに。
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Bluetoothやリモートコントロール関係はこちらのフォルダ。
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ファイル関係のフォルダ。
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ギャラリーや動画のマルチメディアフォルダ。
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まぁ、ぶっちゃけ上のアプリはあまり使わないと思います(笑) 本命はこちらのGoogle Playから落とせるアプリ達かな?
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個人的にはこの4つは入れておいたほうが良いと思います。 Button Savior Non Root ・・・ 戻るボタンやホームボタン、音量ボタンがないのであれば助かる。 Set Orientation ・・・ 正方形なのに無駄に回転するアプリが多いので、ある意味必須。 MoreLocale 2 ・・・ 日本語に対応していない端末に強制的に日本語を適用するアプリ。 Greenify ・・・ バックグラウンドのアプリを終了させて電池持ちを改善するアプリ。
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一番下までスクロールするとタスクランチャーを起動できます。
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日本語入力をしている所。フリック入力だと、そこそこ快適に入力できます。
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オフライン地図を表示した所。 240x240ピクセルなので、ぎりぎり使えるかな?というレベル。
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3Dのゲームでも普通に動きます。
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ちょっと重めのゲームもOK。
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2Dゲームならサクサク。 でも、画面が狭いので操作系が問題ですね。
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ホームボタン長押しで、電源関係のメニューが表示されます。 上はシャットダウン、左は再起動、右はバッテリーセーバーだと思われます。
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バッテリーセーバーを押すと、画面が暗くなりました。
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日本語入力はMoreLocale 2で

デフォルトでは日本語に対応していないので、おなじみの「MoreLocale 2」に活躍してもらいましょう・・・rootを取っていれば問題ないのですが、非root環境ではAndroid 4.2以降の日本語化はちょっと面倒です。
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まず、設定から「Developer options」を開き 「USB debugging」をオンにします。 ここで、パソコンとUSBで接続して(ドライバやADB環境が整っている事が前提)以下のコマンドを打ち込みます。 adb shell pm grant jp.co.c_lis.ccl.morelocale android.permission.CHANGE_CONFIGURATION これで日本語化は完了です。 日本語入力はフリック入力ができるものを入れれば十分実用的になります。

まとめ

結論から言うと2015年のスタンダードだった「ZGPAX S8」と同じように使えますね。 スペックも画面解像度も一緒で、microUSBを直接接続する充電の仕方も似ています。 しかし「FunOS」と呼ばれる最新のシェルが使いやすいので、デフォルトでも使い勝手はこちらの方が上です。 ただ、いくつか問題があって、メモリ不足のためか大量にアプリを入れて、ホームをスクロールしていると、プチフリーズが発生してしまいます。ユーザーアプリはフォルダ分けできないみたいなので、増える一方ですから、これは困ります。アップデートを期待してrootは取得しないで使用しようと思います。 (「開発者向けオプション」から「アクティビティを保持しない」にする事によって改善されますが、この使い方は他の不具合が生じる場合があるのでオススメしません) そして最大のマイナスポイントが、半日も持たないバッテリーです。 やはりBluetoothウォッチの時と同じ300mAhは少なすぎます・・・しかも、電源を消した状態での自然放電も大きく、シャットダウンした状態で数日置いておいたらバッテリーが空になっていました。 rootを取ってバッテリー対策をしないと常用は無理かもしれません。 買ったばっかりで活性化されてないのか、私の個体が不良という事も考えられますので、バッテリー持ちに関しては、もう少し使ってから再度レポートいたします。 それ以外は悪くなく、3Dのゲームもそこそこ動くくらいのスペックはありますので、電池持ちさえ改善してくれれば満足のできる端末だと思います。 (Android搭載スマートウォッチで最安の製品なので、あまり多くを求めるのは酷ですが・・・) [9/18] 昨日試しに1日放置してのですが、自然放電はあまりしなくなりました。 あと、本日テスト中ですが、バッテリーセーバーオンと「アクティビティを保持しない」「バックグラウンドプロセスの上限なし」設定で、さらに意識的に通信はこまめに切り、地図とWEB程度の使い方をしているのですが、朝100%にして昼現在で75%残っているので、この調子だと、1日持ちそうです。最初の電池の減りが嘘のよう。特にスリープ時の電力消費が改善された模様です。 ただ、暇つぶしに「2048」を5分くらい遊んだら5%くらい一気に減ったので、使えば使うほど減るのは変わってないです。現在70%になりました(笑) [9/21] SIMなし運用だと、1日以上バッテリーが持ったので、SoftbankガラケーSIM(通話専用)を入れてみたのですが、1日持つ場合と、数時間でいつの間にか電池が空っぽになっている場合があります。原因は調査中ですが、これだと困りますね・・・アップデートを期待してるのでroot取りたくないけど、やはり取るしかないのかな? [9/22] SIMあり運用の続報です。バッテリーセーバーがオンだと1日持つのですが、オフだと数時間しか持ちませんでした。しかも、オフの状態だと電話機能もオフになるので、SIMなしと同じ事でした(電話が繋がらないと言われて気付きました・・・笑)。結局SIMありだと使い物になりませんでしたので、Bluetoothで母艦と通信させて使うのが無難だと思います。 [9/23] 22日の16時に100%にした状態で、23日の朝みたらSIMあり運用で未だ95%残っていました。メイン端末から電話したら、きちんと通話もできます。SMSの受信2回と数回ほど時計を見る操作をしただけでした。 とりあえず、アプリは停止、バックグラウンド通信もしないようにして、通知もSMSと電話のみ。この状態なら十分使い物になると思うのですが、数時間で切れる場合は何が原因なのだろう?・・・ [9/27] ここ数日使っていますが、バッテリーは家族との通話とSMSだけだと2〜3日は持ちます。最初の持たなさが嘘のよう。単体利用だと十分使えるヤツになりました。次は単体利用に加えてBluetoothでメインスマホの通話やメッセージを受けるようにして使ってみます。 Android 4.4に3G+WiFiと書いてあるので、スペックから多分「Tenfifteen QW09」と同じやつだと思うのですが、写真が違いますね・・・それ、サムスン・・・
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