今回は久しぶりの
夢を見てみるシリーズです。
イオシスで「ICONIA W500P」が状態によって5000円~8000円くらいで入手できるので購入してみました。あまり中古は購入しないのですが、もう普通には手に入らないモデルなので仕方ありません。
ヤフオクだと10000円くらいが相場みたいなので、
イオシスの中古はかなり安いと思います。
楽天だとポイントも付きますし、なにより送料無料です。
状態の悪い5000円のは売り切れてますね。
こちらは状態の良い7980円の方です。それでも
ヤフオクより安いです。
購入動機は、だいぶ前に海外のサイトで
MacOS Xが入ったという
記事を見かけた事でした。
当時は意外と高価だったのでスルーしたのですが、最近の
イオシスの中古価格なら買っても良いかな?と思って手を出してみたんです。
買ってみて分かったのですが、この
タブレット意外と使えるんですよ。
同世代の
Atomに比べてグラフィック性能が高いので、画像処理やゲームなどの処理をさせても意外とサクサク動きます。
モノは試しに…と思ってWindows10 Creators Updateを実行したら、すんなりアップデートできました。あれ?無償アップデート期間は過ぎているハズなのに?前の所有者が一度アップデート済みなのかな?
クリーンインストールでもドライバはほぼ当たっているし、特に不具合なく動いております。
ネットブック後期からClover Trailが出るまでの
タブレット黎明期の
Atomより快適です。しかも、DirectX11対応の「
Radeon HD 6250」なので3Dゲームも意外とイケちゃいます!
もう、このまま
Windows機として使ってもイイやと思ったのですが、初志貫徹でやっぱり
MacOSを入れる夢を見たいと思います。
いくらやっても上手くいかない…
こちらの
導入ガイドの通りいくらやっても上手くいきません。
簡単に導入ガイドの方法を、私の注意書き込みで転載すると…
01. まず何とかしてiPortable
x86 Snow(10.6.2)をダウンロードします。ちょっと前までならGoogleDriveにアップしている人が居たのですが(違法性があるので)消えています…探せばどこかにあるかもしれません。
02.
マスターブートレコードと
Mac OS X拡張(
ジャーナリング)で8GB以上の
USBメモリを1
パーティションでフォーマット。iPortableの場合はインストール作業は無くて、一時的にUSBから
MacOSを起動して復元するので、できるだけ高速な
USBメモリを使ってください。
03. 他の
Macが動く環境でiPortableを開きCopyCatxを実行します。付属のCopyCatxは10.6以下の環境じゃないと動きません。5000円くらいで新バージョンのCopyCatxを購入すればそれ以降の環境でも実行可能です。
起動したらバックアップとリストアを選択し、
USBメモリを選択します。間違ってもHDDにインストールしないで下さい。
04. リストアのチェックマークをクリックし、iPortable
x86のある場所を尋ねられたら、iPortableイメージ中にあるiPortable
x86を選択します。
05. リストアが完了するまで待ちます。
06. リストアが完了したら、iPortableのフォルダに戻ってFixと書かれた修復ディスクアイコンをクリックします。
07. これ実態は起動用のChameleon
インストーラです。ここではインストール先に
USBメモリを選択します。ここでも間違ってHDDにインストールしないで下さい。
08. これで
USBメモリから
MacOSを起動する準備が完了です。カメレオンが起動したらF8キーを押し「-v busratio = 8」と入力します。面倒なので、あらかじめ起動用の.plistに記載した方が良いでしょう。「-v」は無くても結構です。
09.
MacOSが起動したら、W500Pの
SSDに10GB以上の
パーティションを作成します。Windows10と
デュアルブートにするなら、
MacOSに12GB、Windows10に20GBくらいがオススメです。
10. CopyCatxを起動したら、ソースでは
USBメモリのiPortable
x86 snowを選択し、復元先には先ほど作成した
パーティションを選択します。
11. インストールが完了したら、先ほどのChameleon
インストーラを起動して、今回は
SSDの
パーティションを選択します。これで完了です。
12.
無線LANの機能が必要でしたら、ガイドのページに添付されているkextファイルをインストールすれば使えるようになります。
ところが、いくらやっても
USBメモリから
MacOSが起動しません。
BIOSの設定や起動オプションを色々変えて試してみるのですが、何も表示されない黒い画面で止まるか
カーネルパニックになります。
こちらの解決方法がどこにも記載されてなかったのですが、失敗している人の
BIOS画面を見ると、ほとんどの人が最終の
BIOSバージョン1.14を使って使っています。
なので、
BIOSのバージョンを1.14→1.13→1.10→1.08→1.05とダウングレードしてみました。
見事1.05まで落とすと、iPortable
x86が起動しました。後は、ガイドの指示の通りにインストールするだけです。無事にW500Pで
MacOSが動く夢を見ることができました!
実機写真と感想
タブレットという事もあり、気になるのがタッチパネルがきちんと動くかどうか。
マイナー機種のW500Pですが、この点はきちんと働きました。ただし、中心部では位置のズレは少ないのですが、周辺部分では大きくズレます。
キャリブレーションの手段が無いので、これは困りますね…。
MacOS化したW500Pの動作は標準で入っていた
Windows7と比べてもサクサクです。
ただし、残念ながら低スペック機にも最適化されているWindows10と比べると劣りますね。
何だかんだでWindows10は良いOSです。知り合いにも多いですが、未だに
Windows7を使っている人には乗り換えをオススメします。
これでタッチパネルが問題なくポイントできれば嬉しかったのですが、残念ながら実用を考えると
MacOSでの運用はちょっと厳しいですね…あくまで興味本位で入れてみる程度にしておくのがオススメです。
常時キーボードとマウスを繋げておくなら良いかもしれませんが、それだと
タブレットの意味がありませんね(笑)
デュアルブートにしているので、起動すれば
Windowsと
Macintoshを選択する画面がでます。
MacOSで起動中…立ち上がりは結構早いですよ。
Mac標準のソフトウェアキーボードはなかなか使いやすいです。
周辺位置のポイントのズレさえなければ、実用的だったのに…と悔やまれます。
QE/CIが効かないのも厳しい…でも、ビジネスソフト程度の動作なら問題ありません。
表計算とかなら普通に使えますね。
Windows10との
デュアルブートです。
こちらは十分実用的に動きます。
Androidタブレットでは難しいPC的な作業も難なくこなします。
ご購入される場合は本店だと送料がかかるので、ポイントも付く
イオシスの
楽天店で。