Mavic2 ProはDJI製の一般向けドローンとしては(2018年時点で)最新のモデルで、撮影性能は上位機種のPhantom4 Pro Ver2と同等か、Hasselblad(
ハッセルブラッド)製カメラを考慮するとそれ以上の性能と言える機体になります。他にも全方位で障害物探知が可能なセンサーが搭載されたり、飛行時間が30分以上に伸びたりと、基本性能の向上も目覚ましく、今選ぶならベストなドローンです。
当然コンパクトに折りたためる持ち運びの容易さは継承されております。
私は山の中にある滝を見るのが好きなので、複数台のカメラを担いで山や沢を登るのですが、最近はそれにドローンが加わりました。
しかし、一般向けの最高機種であるPhantomなどは専用のキャリアケースに入れると結構な大きさで、カメラと合わせると大荷物になってしまいます…。そんな時に目にしたのが、持ち運びに便利なMavicシリーズでした。
次に買うならレンズ交換式と噂されるPhantom5だと思っていたのですが、Mavic2 Proの性能と作例を見て十分実用的だと確信し早速注文。何より、ガジェットマニアの私の琴線に触れたのは、やはりデザインのカッコよさですね(笑…趣味においてはコレ重要)
元々PhantomシリーズよりMavicシリーズの方が
SF映画的でカッコいい(Inspireのデザインも好きなのですが、アレは一般人には高すぎ…)と思っていたのですが、奇麗な空撮映像を残すには性能不足で、どうしてもPhantomシリーズを選ばざるを得ません。
ところが、2018年夏に発表されたMavic2シリーズ(Mavic2 Zoomも一緒に出ましたが、ズームが出来る以外は撮影性能は劣ります。しかし、イベント撮影等ではズームの方が活躍するかも!?)は上位機種と比べても見劣りしません。
折りたたんで持ち運べる利便性の高さはもちろん健在で、私の用途にはピッタリでした。
現在一般向けとして販売されている最上位機種のPhantom4 Pro Ver2と比べると4K60fpsで撮影できないとか、ATTIモードに出来ない(改造すれば可能ですし、私のように滝撮影で
GPSの取得できない山深いところに入っていくと、自動的にATTIモードになります)等、若干劣る部分はあるのですが、レンズの性能や持ち運びの利便性を考えると、Mavic2 Proの魅力が際立ちます。
特に1インチの
イメージセンサーを採用した
ハッセルブラッド製のカメラの色味や、ダイナミックレンジの広さ。さらにlog撮影が可能な点から、撮影された映像を見比べるとMavic2 Proの方が綺麗に見えました。具体的にはPhanom4に比べて、ディテールの細かさも白とび、黒つぶれのしなさもMavic2 Proの方が上だと思いました。
またもや倉庫から箱を引っ張り出してきて、
開封を再現したレポートです(笑)
付属品が全部あるか不安。
DJIはいつも高級感のある箱ですね。
箱の中にはこんな感じで収まっていた…と思われます。
私はバッテリーや専用バッグの付いてくるMavic 2 Fly Moreキットを購入したので、全部のオプションを集めるとこんな感じ。
こちらの箱は紛失!?なんか専用バッグに詰め込まれてきたような…記憶があります。
ドローンにおいて予備バッテリーは必須なので、バッテリーがセットになったFly Moreキットの購入をお勧めします。
ちなみに内容物は、バッテリー2個、カーチャージャー、バッテリー充電ハブ(一度に4個のバッテリーを充電器に接続できます。ただし充電は1個ずつ順番に行われます)、パワーバンク(ドローンのバッテリーから
スマートフォン等を充電できる)、予備プロペラ、専用ショルダーバッグです。
あれ?パワーバンクアダプターがどっか行った!?
機体を箱から取り出しました。
折りたたんだ状態からトランスフォーム。変形ロボットは
男のロマンです、たまりませんな。
プロポ(送信機)もロボットみたいな形に変形しますよ。あと、着脱式のスティックと
スマートフォンが合体します。
プロペラを取り付けるとこんな感じ。
イン
セクト(昆虫)みたいなデザインがカッコいいです。
そのまま
SF映画に出てきてもおかしくありません。
まだまだ合体・変形は続きます
イベント等の空撮を
国土交通省に申請する場合に必要なプロペラガード。
純正なのに、干渉のため左右の障害物センサーが一部使えなくなるけど、買っておいて損はないです。
他機種では非純正で、センサー干渉なしの物がありましたが、Mavic2用はまだかな?
結構デカイ箱に入ってきます。
折りたたんだ状態でもデカイです。
持ち運び時に、かなり邪魔になります…。荷物になるので山には持っていかない方が良いかも。
非純正で、コンパクトなのも出てきているので、センサーの邪魔しないのが出たら買いなおそうかな…。
でも、やはり純正は安心の品質ですね。かなりシッカリしています。
ちょ、待てよ。ランディングギアを紹介します
お次は
シークレットブーツ的なランディングギア。
これを付けると、足が長くなります。私も付けたいです。
姿勢が低いMavicシリーズにおいては、これは必須アイテムです。
高さが3cmほどアップするのですが、砂の巻き込みや、濡れた地面から離陸するときの安心感が違います。
ドローンのアクセサリーで有名なPGYTECHの製品なので安心。
色々ありますが、ここのが一番デザイン良いです。ちなみにライトを付けられる製品もあります。
全て装着したMavic2 Proはマジカッコいいっす。
SF感が倍増して、惚れ惚れしますなぁ…。
シャキーン!撮影しててテンションダダ上がり。
初期のシールが貼ったままですが、こういうのはボロボロになるまで剥がさない主義(笑)
電源を入れると、ジンバルの調整用に首がクルクル回るのですが、それがまたカワイイです。
アイボとかロボット犬に似た愛着も湧きますよ(笑)
電源はいつもの通り二度押しです。
(一回押しはバッテリー表示)
スマートフォンをプロポ(送信機)に接続してみます
Mavic2のプロポはデザインは前機種に似ていますが、細かい部分が改良されております。
まず、Mavic
Airのようにスティックが着脱式になった事と、
iPhone Xのノッチを隠さないような造りになっています。
スティックの収納は写真のような感じで行います。
ちなみに、隠れている部分にもType-AのUSBポートがありますが、
タブレット等を接続する場合はこのポートを使います。
iPhone Xを挟むとこんな感じ。微妙にガラス保護シートに干渉します(泣)
まぁ、もとより
タブレットで使うつもりなので、
スマートフォンは接続しません。
タブレットをプロポに装着するアイテムが数多く出ています。
とりあえず、一番安いのを買ってみました。
金属製で安定感はあるのですが、手元が全く見えなくなります…。
ただ、手元が見えるタイプより重量バランスは良さそう。
実際に
タブレットを装着するとこんな感じ。
Phantomのプロポでは10インチサイズでも問題なかったのですが、Mavicのプロポの場合は8インチサイズの
タブレットの方が良さそうです。
あと、ネックストラップもあった方が良いアイテムの一つです。
Fly Moreキット付属の専用ショルダーバッグ
Fly Moreキットはアクセサリを単品で購入するより、大分お得に購入できるセット品です。
追加バッテリーはもとより、カーチャージャーやバッテリー充電ハブも必須アイテムだと思います。
今回のMavic2の場合は、PhantomやSparkのようにケースが付いてきません。
なので、入れ物が欲しい人は、Fly Moreキットを購入する必要があります。
(今ではPGYTECH等でカッコいいケースが色々出ています)
こちらが専用のショルダーバッグです。
普通に買うと10000円を超える高めのバッグです。
社外品だと10000円以下で衝撃耐性のありそうな丈夫なケースが出ていますが、バッテリー等の事を考えるとFly Moreキットの方がお得。
あと、ここまでコンパクトに収められるのは、このバッグだけかな?
かなりギチギチですが、ドローンとアクセサリ一式を収納可能です。
持ち運びを重視するなら、ベストなバッグです。
ちなみに、バッテリーはこんな感じの方向で入れないと入りません。
公式ショッピングサイトにはお買い得なFly More キット付きのモデルもあります。
実際に外で飛ばしてみる
今回は簡易レビューなので、実際に飛ばした様子は
別記事にまとめます。
Mavic2 Proを手にしたのが秋口(発売は8月末)なのに加えて、9月10月は天気の悪い日が多く、今年はあまり活躍させられませんでした。
2019年にはMavic2 Proで撮りまくる予定です。
とりあえず、レビュー用に近所で飛ばした様子を載せてみます。
Phantomに比べて、大分静かなプロペラ音ですね。
重量が軽いので、風や旋回に弱いかと思いましたが、こちらもPhantomと遜色ありません。
Phantomだと、
NDフィルターを使わないと滝がよく白飛びするのですが、Mavic2 Proの場合はカメラの調整のみでなんとかなります。
logで記録できるので、ワザと暗めで撮って後から調整しても良いですね。
あと、空の青さや、岩肌などの色味も自然な感じに出ています。
ハッセルブラッドのレンズと1インチの
イメージセンサーのおかげでしょうか?何より木の枝の細かさが、バッチリ映っていますね。来年はMavic2 Proを持って、色々で歩くのが楽しみです!
[12/11追記]
こちらに、実際に撮影した映像をアップしてみました。