「Elephone S7」はデカコア(10コア)搭載のハイスペック
スマートフォンで、液晶はJDI製の1920x1080
ピクセルの
フルHD解像度。カメラもリア1.3MPにフロント5.0MP、メモリ4GBにストレージも64GBと十分満足のできる性能で、さらにGalaxyライクな
指紋認証付きのホームボタンも備えています。
最大の特徴となるのが、こちらもGalaxyライクなデュアルエッジスクリーンで、似たデザインが多い他の
SIMフリースマートフォンとは一線を画すデザインが魅力です。
購入にいたるまで
「Elephone S7」のデザインには一目惚れでした。
もともとエッジスクリーン搭載のGalaxy Edgeシリーズが好きで初代とS6を持っていたのですが、のっぺりした背面デザインが気に入らなくてS7は見送っておりました(デザイン最高のS8はもちろん買いますよ!)
「Elephone S7」は「Galaxy S7 Edge」似のデザインながら、背面にS6のフロントパネルような光沢があり、しかも当時の中華
スマートフォンとしては最高峰のデカコア(Helio X20)搭載で$200以下と言う低価格に惹かれて、すぐさまAliexpress(これが失敗でした…最初からGearBestで買っておけば…)で予約注文しました(この時、他の通販サイトではプレセール前でした)
ところが、発売日を1か月近く過ぎても一向に発送されず、その後Aliexpressのセラーから、扱えなくなったからと一方的にキャンセルされました…。
すでに他の通販サイトではプレセールも終わってしまっていて、しかも円安の影響で結構高くなってしまっていたのです…(泣)
ところが、GearBestの3周年記念セールのあたりから「Elephone S7」は次第にセールの常連になり始め、GearBestのクーポンの提供もあって、ついにプレセール時の底値を割るようになってきたので、購入に至った次第です。
いつも船便の送料無料を選択しているので、実際に手にするまでは1ヶ月ほどかかりました(船便はワクワクを通り越して、忘れたころに届くのが素敵!…笑)が、やっと手に入りましたので、レビューしたいと思います。
ちなみに、今回購入したのは最高性能の「Elephone S7 HELIO X25 VERSION」です!
GearBestではついにセールで$200を切るようになったので、かなりお買い得ですよ!
(スペックシートでは
Android 6.0になっていますが、7月くらいに
Android 7.0のアップデートが実施されるみたいです。自分でROMが焼けるのでしたら、テストバージョンのROMが公式サイトに載っています)
「Elephone S7 HELIO X25 VERSION」
GearBestの商品ページはこちら
「Elephone S7」
GearBestの商品ページは
こちら
「Elephone S7 mini」
GearBestの商品ページは
こちら
「Elephone」の
スマートフォンを購入するのは今回が初めてなのですが、簡素な箱ですね。
X25バージョンを示すのがこのシールだけなので、スペックを調べるまでちょっと不安でした(笑)
IMEI丸見えの撮影ですが、
技適の関係で
SIMカードを刺して通信する予定はないので気にしない…。
上蓋の
開封後は奇麗にブロック状に並べられたアクセサリがお目見えです。
そういえば、
FREETELの最高機種「KIWAMI 2」やZTEのハイエンド「AXON7」にも採用されているX20はDSDSに対応しているハズなのですが、それの上位版であるX25はどうなんだろう…
付属品はACアダプタ(GearBestで購入したので変換アダプタも付いてきました)、microUSBケーブル、マニュアルに加えて、TPU製の保護ケースが付属します。これは嬉しいですね!
こちらが取り出した本体。デザインもさることながら、質感も素敵です!
液晶保護シートは貼り付け済みですが、全体を覆うタイプではないので、エッジスクリーンの部分がむき出しです。
Galaxyライクな形状のホームボタンは、
指紋認証兼用です。
後述しますが、このホームボタン1つで、戻るボタンやショートカットなど、様々な機能を兼用します。
右側面には電源ボタンとボリュームキー。
上部にはイヤホンジャック。
左右のラインはアンテナかな?
左側面には
SIMカードスロットがあります。
スロットは付属の
iPhoneのピンのようなもので取り出します。
下部のアップ。
充電・通信用のケーブルは使い慣れたmicroUSBです。
左右にあるのはスピーカーとマイク穴。こちらにあるラインはアンテナ…ではないですよね?
上部のアップ。
金属部分のエッジはダイヤモンドカットされていて、とても美しいです。
この深みのある青色が、なかなか気に入っています。
背面には説明が書かれた保護シートが張られています。
材質は金属などではないのですが、光沢がとても美しいバックパネルです。
ホームボタンのアップ。
タップで戻る、押し込みでホームボタンになります。長押しでタスク画面です。
戻るボタンが無いのは、最初は戸惑いますが、指の左右移動が不要で慣れればなかなか使いやすいかも!
ホームボタンを二度押すと、ショートカット機能が働きます。
フロントカメラとスピーカー部分のアップ。
最近は2.5Dと呼ばれるラウンドエッジが多いので、無灯の状態ではエッジスクリーンかどうかは分からないですね。さっそく電源を入れてみましょう。
起動してみる
1920x1080
ピクセルの
フルHD液晶は高精細で十分奇麗です。
そしてやはり目が行くのは左右のベゼルレスに見えるエッジスクリーン部分でしょう。
でも、Galaxyの時に感じた違和感が無いですね。カーブ部分があまり丸まってないからかな?
かなり近くまで寄ってみました。
Galaxyのように紙が張り付いている感じではなく、ガラスの中に液晶がある感じ。
(ガラスの中に液晶があるのは普通ですが・・・笑、なんと言うか厚みのあるガラスの中といった感じ・・・)
この後でGalaxyと比較してみようと思います。
エッジ部分はつるんとしていて、手触りも良いです。
ベゼルが無いデザインは新鮮さがあって良いですね~。
次期
iPhoneもエッジスクリーンになるとの噂もありますね。
この感覚は今まではGalaxyだけの特権でしたが、今後増えてきそうで楽しみです。
初回起動とメニュー周り
こちらは初回起動の画面です。
メニューから日本語を選ぶと、普通に日本語が使えます。
最近は昔みたいに日本語化の心配がなくて安心ですね。
WiFiの設定を行います。
壁紙の選択もここで行います。
次はロック画面の選択。
こちらが起動直後のホーム画面になります。
アプリは必要最低限。
独自のタスクマネージャがアプリ扱いになっているのは、ショートカット機能のためでしょうか?
長押しでのタスク切り替えとは別に細かくタスクキルしたり、メモリの状態を確認できます。
画面上部から下にスワイプするクイック起動も標準的なもの。
メニューも素のAndoridに近いです。
所々、日本語化されていない項目がありますが、こちらはメーカー独自のもの。
唯一入っているElephoneの専用アプリからROMのダウンロード等が行えます。
タスク一覧。
Android 6.0の場合はマルチウィンドウは隠しメニューになっているハズなのですが、特に作業をしなくても最初から使えます。
エッジスクリーン具合をGalaxyと比較
先に述べたように「Elephone S7」のオマージュ元の「Galaxy S7 Edge」は持ってないので、とりあえず手持ちの「Galaxy S6 Edge」のエッジスクリーンと比べてみます。
エッジスクリーンとは
有機ELのように自由に曲げることのできる素材を使って、エッジ部分に曲面を持たせたディスプレイで、まるでベゼルが無いようなデザインを実現することが可能なものです。
「Elephone S7」は
有機ELではなく液晶なので、実物を手にするまで本当に曲げられているのか(液晶でも曲面化している製品は一応あります)不明でしたが、じっくり見てみました。
きちんと曲面っぽくはなっていますが、
SHARPの「
AQUOS CRYSTAL」みたいなレンズ効果でエッジスクリーン&ベゼルレスを実現しているのかもしれません。
「Galaxy Edge」シリーズみたいに、おお!曲がってる!って感じではなく、緩やかなカーブです。
曲面というより左右のベゼルレスの意味合いが強いスクリーンかもしれませんね。
おかげでスタイリッシュな外観を実現しています。
ちなみに「Galaxy Edge」シリーズはかなりカーブしていますよ。
一つ残念なのは、せっかくのエッジスクリーンなのに「Galaxy Edge」シリーズみたいにそれを生かした
ウィジェットやアプリが無い事です。
「Galaxy Edge」シリーズの場合は、エッジスクリーン部分をスワイプする事によって、専用の「Galaxy Apps」を起動できました。
これによって、エッジスクリーンならではの便利な使い方が出来たのですが、「Elephone S7」の場合は素の
Androidそのままのシェルなので、特に専用アプリは何も入っていません。
(オフィシャルサイトに行っても特に情報は無いですね)
ならば、エッジスクリーンを生かせそうなアプリを入れてみようと思って、左右からスワイプで
ウィジェットやランチャーを起動できるアプリを色々入れてみました。
中でも気に入ったのが
「Appsi sidebar」です。
このアプリは
ウィジェットをランチャーに登録して、サイドバーアプリとして起動できます。
また、サイドからのスワイプ領域を細かく設定できるので、「Elephone S7」のエッジスクリーンに合うように設定も可能です。
普通にアプリランチャーにもなります。
使用レポート
ベンチマークの結果は…あまり振るいませんね?
バッテリーが少なくて省電力モードになったのかな?それとも暑かったから?
X20バージョンだって8万くらいいくハズなのに!?(X25なら9万くらい行くと思ったのに…)
一応CPUを確認すると「MT6797T」と表示されるので、きちんとX25バージョンですね。
今日は2回やっても同じような結果だったので、後でもう一度
ベンチマークを取ってみよう。
ちなみにX25は上で一緒に並べた「Galaxy S6 Edge」のExynos 7420に対して1.2倍くらいの性能があるハズ…(「Galaxy S7 Edge」のExynos 8890よりも少し劣る程度)
バッテリーの項目がバランスになっていたので、省電力のセイかと思って「高パフォーマンス」にしてみましたが、同じ結果でした。ちなみにこの端末、かなり熱くなりますよ…
こちらはショートカットボタンの設定を行う項目。
好きなアプリを登録できます。
スクリーンオン
ジェスチャーの項目。
二本指でのボリュームコン
トロールや長タップでの
スクリーンショット機能が便利です。
ナビゲーションバーを画面の中に出すこともできます。
こちらは一通り設定を行った後。
デフォルトのホームだと、アイコンが大きいですね。
ちょっと重めのアプリを走らせてみました。
このくらいは余裕ですね。
軽めの3Dゲームは全く問題ないです。
あと、マルチウィンドウでどこまで動くか試してみます。
こちらも若干重めのゲーム。
なんだか本体がかなり熱くなってきました。
本体が熱いので軽めの3Dゲームで様子見。
バッテリーもガンガン消費しています。
ゲームと書籍ビューアのマルチウィンドウです。
アプリのマルチウィンドウはそこまで重くないのですが、ゲームが入るとさすがに重い…。
まとめ
「Elephone S7」はX25モデルだけでなく、国内のハイエンド
SIMフリー端末と同じCPUを搭載したX20モデルでも十分な性能を持ち、他の
SIMフリースマートフォンにはない高性能とデザイン的な魅力を兼ねそろえた端末だと思います。ただデザインがメインの端末だと言っても、せっかくのエッジスクリーンなので、これを生かすアプリをリリースしてほしい所でした。
なぜか
ベンチマークの点数は振るいませんでしたが、どんな作業をさせてもサクサク動きました。さすがX25バージョンです。ベンチの結果はクーラーなしの部屋で無理な作業を連続でさせていた、私の環境が悪かったのかもしれませんね…。
一つ気になったがの、本体の熱ですね。
ベンチマークやゲームを10分くらい動かしただけで、電池の温度が50度を超えて、本体のバックパネルもかなり熱くなりました。
それに比例して、電池もガンガン減っていきます…ブラウザやメールなど特に重い作業を行わなければ、マルチコア(この端末の場合は10コア)のおかげで消費電力は少ないのですが、逆にマルチコアの弊害でフルパワーで全コアが動く3Dゲーム等の処理の場合は、滑らかには動きますが消費電力がかなり大きくなるみたいです。
その結果の発熱だと思われます。
まぁ、何にしてもデザイン優先で購入して大満足の端末です。
高価なGalaxyと比較しても劣らないデザインと性能が、1/4以下の価格で手に入るのですから、文句なしでしょう。
価格と性能を考えると、私もメイン端末にしている
「LeTV LeEco LeMax2」があるのでそちらをオススメしますが、デザインを優先するなら「Elephone S7」一択です。
「Elephone S7 HELIO X25 VERSION」
GearBestの商品ページはこちら
「Elephone S7」
GearBestの商品ページは
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「Elephone S7 mini」
GearBestの商品ページは
こちら